ただでさえ家本体にお金がかかる住友林業の家。
外構は少しでも安くさせたいものです。
前回の記事で、初めて住友林業緑化の外構工事費用の単価が判明しました。
ただこれだけ見ても、住友林業緑化が高いのか安いのかわかりません。
住友林業との契約後は、当然のように住友林業緑化とも打ち合わせがすすんでいきます。
本当に外構はこのまま流されるまま住友林業緑化で良いのかわかりませんよね。
今回はそんな時にどう動けばいいのか、住友林業緑化に頼むメリット・デメリットについて紹介します。
目次
住友林業的には外構はどうして欲しいか
まず住友林業側の心理についてですが、てカーポートの設置等、基本プラン確定に盛り込む内容については採用の可否を法の仕組み上、早めに決定しなければなりません。
ではそれ以外の感情的な部分は私達の場合はどうだったのでしょうか。
営業さんと設計士さんのそれぞれの意見を聞きました。
営業さん的には?
さすがにそれはマナー違反では…
営業さん的には当初から緑化以外を押していました。
理由としては住友林業緑化が高いからです。
担当営業さん的には緑化にプランニングさせて、その図面を外構業者に持っていくことを提案されました。
身内なのに血も涙もない…
設計士さん的には?
是非住友林業緑化でお願いします。
設計士さんによっては緑化以外をすすめる方もいるそうですが、私達の担当設計士さん的には緑化でお願いしたいとのことでした。
理由としては、建物本体との調整ができるためです。
建物本体に変更があった場合でも、こちらで調整致します。
外構業者を外注される場合は施主様にお願いしないといけないので、負担になるかと存じます。
調整って大変そうだし、しなくていいのは確かに魅力的かも…
住友林業緑化のメリット・デメリット
意外にも?営業さんと設計士さんでは外構を緑化に頼むか否かについては真っ向から対立する意見でした。
営業さん的には費用、設計士さん的には外構含めての完成度を高めるためと、どちらも施主の満足度を向上するために、それぞれの立場の意見だと思います。
外構を住友林業緑化で頼むメリット・デメリットは以下のとおりです。
- 提携ローンの場合、費用は住宅ローンに組み込める
- 建物本体工事との調整をしてくれる(施主の負担が減る)
- 家と同様に保証期間があり、不具合があれば無償で対応してくれる
- カーポートやフェンス等、一部の製品が高い
緑化に頼む場合のローンについて
緑化に頼む場合、自動的に住友林業の資金計画に外構工事費用として計上されるので、問題なくローンでの支払いが可能です。
ただし緑化以外に頼む場合は、提携ローンを利用する場合は外構工事費用は組み込めないので注意が必要です。
私のお客様の場合ですが、ほとんどの方が提携ローンである三井住友信託銀行か住信SBIネット銀行を利用されます。
提携しているところも多いですが、提携外では例えばフラット35で有名なARUHIから住宅ローンを借りる場合は外構は外注でも問題なく住宅ローンに組み込めます。
提携ローンを利用する場合は、外構を別発注とした場合は一括で支払わないといけないのか…
建物本体工事との調整
設計士さんが緑化を推す理由である、建物本体工事との調整についてです。
会社は違えど同じオフィス内にいるもの同士、変更があった場合の調整を担当同士で勝手にしてくれます。
基本プラン確定までは玄関や窓の位置が変わることが多いです。
その度に担当同士でアプローチの位置等を直接調整してくれるので、施主の手間が大幅に削減されます。
また住友林業の家本体と同じソフトを使っているので、家の変更も反映された状態で3Dで外構を確認することができ、窓枠の色等と併せてトータルコーディネートができるという点も魅力ではないでしょうか。
家の打ち合わせと併行して外構の打ち合わせもするから、エクステリアの色も統一感も持たせられる!
緑化の品質保証 協力業者の腕は?
住友林業緑化に頼むといっても、現場を施工するのは協力会社です。
住友林業緑化の公式ホームページでも外構造園工事業、植木管理業、土木工事業の職種で募集されています。
支店によって提携している施工店は違うので、当然エリアによって施工会社は異なり、住友林業緑化の腕という意味では全国的に統一されているとは言えません。
ただある程度の品質は保証されていると言えます。
これは会社が違えど住友林業緑化の協力会社になるためには、住友林業緑化が定めた外構工事の施工基準を遵守しなければならないことに起因します。
住友林業緑化の協力会社になった暁には、住友林業の家の外構における施工基準が記載された通称”ハンドブック”と呼ばれる本を購入しなければならない程徹底されています。
内容は当然厳しい基準が定められているので、手抜き工事をされる心配が無いというメリットがあります。
緑化の厳しい基準を守っていただくので、安心していただけると思います。
カーポートやフェンス等、一部の製品が高い
住友林業緑化に限らず、ハウスメーカー提携の外構業者に発注する場合、カーポートは確実に高くなります。
以下の内容は、契約前の打ち合わせです。
今すぐじゃなくても、カーポートは欲しいですね。
営業ではなく、知人として申し上げるならばカーポートをつけるにしても、ハウスメーカー提携外の外構屋さんでつけることをおすすめします。
これは住友林業以外と契約される場合も同様です。
やっぱり高いからですか?
そうです。高くなります。
理由は私達ハウスメーカー側の管理費用や、建築確認申せ(ry
一般的にはそういうことが多いです。
もちろん緑化以外の外構業者に頼む場合でも、”ちゃんとすると”カーポートの費用は高くなりますが、多くの場合は提携外の外構業者に頼んだほうが安いです。
その他にフェンス等のスミリンブランドの製品は高い印象がありますが、それ以外は意外にも?高いは高いですが思ったほど高額ではないと感じました。
ただ外構の中でも特にカーポートは範囲が広いので、採用するカーポートは配置図等に反映させる必要があるので、早めに計画に盛り込む必要があります。
こういった点でも住友林業緑化に頼むメリットである、設計士と外構で直接調整をしてくれるという点が生かされますね。
まとめ
今回の記事は契約後に当たり前のように進む住友林業緑化との外構打ち合わせについて、このまま住友林業緑化に頼んで良いのか悪いのかについてまとめました。
住友林業緑化に頼むメリットとしては、
- 提携ローンの場合、費用は住宅ローンに組み込める
- 建物本体工事との調整を勝手にやってくれる
- 品質の保証がある
が挙げられます。
反対にデメリットとして、
- カーポートやフェンス等、一部の製品が高い
点が挙げられます。
お金に余裕があれば何も考えずに全て緑化にお願いしたい…
本当に資金計画に余裕があれば、外構も住友林業緑化の頼んだ方が安心だと感じました。
皆様も”安心”というのを一つの目安にされてみてはいかがでしょうか。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ご自身で他の外構業者を探された方が良いですよ!
緑化の図面を持って、「この内容で見積もって下さい」と言えばいいんです。