住友林業で建てるにあたって、提案工事には様々な選択肢がありますよね。
今回は住友林業の定番オプションである、チェスターフィットについて紹介します。
目次
提案工事の定番!チェスターフィットとは?
そもそもチェスターフィットとは住友林業クレスト(住友林業が100%出資)の商品で、住友林業の定番オプション工事でもあります。
チェスターフィットを導入すれば木質感溢れる収納を新居に導入することができ、一気に住友林業感が増します。
定番オプションとは言え、営業さんや設計士さんにチェスターフィットを導入して欲しいと伝えても、どの種類かを把握しておく必要があります。
大きく分けて2種類!
住友林業のカタログでは、チェスターフィットという名のカタログが2種類あります。
画像の左側がカウンター収納、右側がカップボード・キッチン収納です。
このように同じチェスターフィットの名前で2種類に分けています。
この2種類を更に細かく分けると以下の通りです。
- カウンター収納
- デスクカウンター収納
- デザインシェルフ
- 間仕切り収納
- ワークテーブル
- カップボード
- チェスターフィットライト
- キッチン対面カウンター
- キッチン対面カウンター(テーブルセット)
- キッチンカウンター収納
これらを組み合わせ、プランに合った収納を作成できることが大きな魅力です。
順に見ていきます。
カウンター収納
カウンター収納
まずは場所を選ばず、どこにでも使いやすいカウンター収納についてです。
ちょっとしたスペースに収納を置けるというのが魅力!
カウンター収納はまず、設置する場所や使い方に合わせて以下の4つのタイプ(M,T,L,W)から選びます。
タイプ | 高さ(mm) |
M | 898 |
T | 1,050 |
L | 698 |
W窓下 | 898 |
L、M、Tタイプはカウンター上部に後述するデザインシェルフを追加することができます。
また、Lタイプのみキッチン対面カウンター(対面P、対面PR、テーブルセット)とL型に組み合わせて設置が可能です。
デスクカウンター収納
作り付けのデスクと収納で機能的にスッキリします。
統一感のある書斎が作れる!
セットの場合、3つのバリエーションから選べて、こちらも上にデザインシェルフと合わせることができます。
デザインシェルフ
続いてカウンター収納やデスクカウンター収納の上に置くことが出来るデザインシェルフです。
スタイリッシュな雰囲気が作れそう!
デザインシェルフは天袋の有無とシェルフの段数を選ぶことができます。
その他のカウンター収納
間仕切り収納
空間と空間をゆるやかにつなぐ間仕切り収納です。
ワークテーブル
ちょっとしたワークスペースを設けることができるアイランド型のチェスターフィットです。
カップボード・キッチン収納
カップボード
キッチンは標準仕様ではLIXIL、クリナップ、トクラスから選ぶことができますが、カップボードは全てオプションです。
当然各キッチンメーカーもカップボードを用意いていますが、住友林業クレストからチェスターフィットシリーズの木質感溢れるカップボードも選ぶことができます。
他メーカーと同様にダストボックススペースセットも選べます。
扉がついたダストボックスワゴン付を選ぶことで、ゴミ箱を隠すことも可能です。
キッチン収納
キッチン前の収納としては、上の画像3種類が挙げられます。
画像は左より『チェスターフィットライト』、『キッチン対面カウンター』、『キッチンカウンター収納』です。
キッチン対面カウンターは下の画像のように、『キッチン対面カウンター(テーブルセット)』とすることも可能です。
私達が導入したチェスターフィット
チェスターフィットと言っても、様々な種類があることを紹介しました。
打ち合わせ時に導入したいチェスターフィットがある場合は、商品名を正確に伝えた方が親切です。
次に、私達が導入したチェスターフィットシリーズを紹介します。
チェスターフィットライト
最初にキッチン部分に導入した収納です。
ショールームで見かけて素敵だったチェスターフィットライト、契約時点で営業担当さんがチェスターフィットライトを盛り込んだ状態のプランにしてくれていました。
ただ高額オプションであるため、減額調整の対象候補でもあります。
値段というのもおりますが、私達はストレート型のLDKというのもあり、チェスターフィットライトを導入することで収納の厚み分、ダイニング・リビングが狭くなってしまうという問題がありました。
そうなるとキッチン前の部分は減額するとなると、ただの木製カウンターを置くしかありません。
ペニンシュラは常に綺麗にしなければならないプレッシャーが…
来客時のことを考えても手元は隠したい!
うーん、これでもカウンター分の値段がかかるのか…
キッチン対面フリーカウンター 約84,000円(税込み)
その他におすすめしない理由がありまして…
キッチンはIHでなくガスコンロを採用予定です。
あまり火を使うコンロの前で木は使いたくないです。
法的な規制があるわけではないですが、設計士さん的にはガスコンロの前では木のカウンターを置きたくないとのことでした。
その際に提示された解決案は以下の3つです。
- ガスコンロをやめてIHにする。
- 対面ペニンシュラをやめる。
- 人工大理石のカウンターにする。
ガスコンロ、対面ペニンシュラはキッチンで譲れない部分だったのでNGです。
ちなみに人工大理石のカウンターの場合はいくらくらいですか?
これは住友林業標準の取り扱いではないので見積を取らないといけません。
感覚的には12万円といったところです。
チェスターフィットライトの場合はデフォルトが人工大理石で、提案部材で挽板集成材なんですよね?
そうなんです…
なのでガスコンロの場合はチェスターフィットライトを導入していただく場合は、そのまま人工大理石をおすすめします。
フリーカウンターにする場合、材質を木にするか人工大理石にするかの選択肢が出てしまいました。
両者のメリット・デメリットを比較すると下のようになります。
見積を取って人工大理石のカウンターにする必要があるならば、どうせなら見た目が良く、使い勝手もが良いチェスターフィットシリーズを再度検討することにしました。
減額対象とは言ったものの、使い勝手を優先してキッチン対面カウンターとも比較したメリット・デメリットを比較すると以下のとおりです。
チェスターフィットライトは収納としては奥行きが物足りない部分もありますが、その弱点を解消したのがキッチン対面カウンターです。
ただダイニング側だけでなく、キッチン側にも収納が出来たことで、キッチン側にコンセントが設置できないというデメリットがあります。
収納が増えるのはありがたいけど、ブレンダー用にキッチン側のコンセントは必須!
厚みが増している分、部屋が狭くなるしね…
以上の理由から、私達はチェスターフィットライトを導入することにしました。
ちなみにペニンシュラやキッチン対面カウンターの方でも導入できるよう、手元にキッチンコンセントを設置することができますが、約3万円とコンセントの割に高額です。
チェスターフィットライトの内側にコンセントを設置する分には差額は発生しないとのことでした。
カウンター収納&デザインシェルフ
平屋にすることで、心配だったのが収納量です。
特にLDKの収納量は心配でした。
LDKに置きたい物の中でも心配だったのが、家族写真や趣味で集めた雑貨の飾る場所です。
当初の設計士さんの提案では、インテリアシェルフを導入してその上に飾ることでした。
正直高いなと思い、これを導入するなら下地だけ入れてもらって、無印良品の「壁に付けられる家具 」を入れようかと考えていたところです。
そんなことを考えていたのですが、チェスターフィットのリーフレットを見ていたところ、デザインシェルフの格好良さに一目惚れしてしまいました。
その際の設計士さんとの会話は以下のような感じです。
LDKに収納としてチェスターフィットのカウンター収納を入れたいんですが、高いですよね…?
そんなことありませんよ。
そこまで高額でないのでおすすめです。
そうなんですね!よかったー
リーフレットでデザインシェルフの格好良さに一目惚れしちゃって…
カウンター収納とデザインシェルフはセットだと勘違いしていた私達。
え、デザインシェルフもですか!?
あれは高いです。
やっぱり…
まだ比較的新しい商品であるということもありますが、高額でもあるためそこまで普及していない状態とのことでした。
デザインシェルフの選び方
デザインシェルフの選び方ですが、まず単独では選べず、必ずカウンター収納等とセットで導入しなければなりません。
次に天袋の有無ですが、天袋有の場合はカウンター高さ698mm、デザインシェルフ高さ1,702mmで丁度2,400mmと住友林業の標準の天井高さに合うようになっています。
天袋無しの場合はカウンター高さ1,050mm、898mm、698mmから選べ、デザインシェルフ部分の高さは3段の場合は970mm、4段の場合は1,236mmとなっています。
我が家は天袋無しを導入予定
次に間口のサイズは835、1,290、1,745、2,200、2,655から間取りに合わせて選んでいくのですが、縦仕切りの位置は固定です。
サイズを選んだら自動的に縦仕切りの位置も決定してしまうことには注意が必要です。
まとめ
今回は住友林業シリーズの定番オプション、チェスターフィットシリーズについて紹介しました。
チェスターフィットと言っても、LDK等に入れるカウンター収納とキッチンに入れるキッチン収納・カップボードがあります。
どちらも木質感溢れるオプションなので、住友林業で家を建てるなら是非導入したいオプションです。
我が家はカウンター収納&デザインシェルフと、チェスターフィットライトを導入しました。
皆様の参考になれば幸甚です。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
展示場やショールームでも積極的に展示しています。