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このブログは住友林業で平屋を建てることとした私達が、これから家を建てる皆様に知っていただきたいという思いから始めたブログです。
住友林業では様々な商品ラインナップがあります。
私たちが選んだ平屋の商品GRAND LIFE、2階建のMyForest BF、その他PROUDIOやTheForestBF、和楽、MyForest[GS]等様々ありますが、
今回はそんな住友林業の中で規格住宅であるセレクトスタイル商品「Forest Selection BF (フォレスト セレクション BF)」についての記事です。
営業さんから紹介されたものの、何故私達がフォレストセレクションを選ばなかったかについても併せて紹介します。
目次
Forest Selection BF (フォレスト セレクション BF)とは
この商品を紹介されたきっかけは、設計相談会において無料で間取りを作成していただいた後、
概算見積を提出していただいた後の打ち合わせでした。
弊社の中でも価格を抑えたラインナップとして、
規格型住宅であるフォレスト セレクション BFという商品がございます。
Forest Selection BF (フォレスト セレクション BF)は約33万邸の「住友林業の家」のノウハウをもとにした規格型住宅で、年間1,000棟の販売を目指しているそうです。
間取りについても1,160プラン用意されており子育て世帯(共働き)、子育てを終えて二人暮らしの住まいを計画する夫婦等幅広く展開しており、家族構成に合わせた選択肢があります。
メリット
メリット①低価格
商品が発売された当時(2017年)は、最も安いプランで坪単価58万円~と設定されており
(※2022年現在は値上がりしています)
住友林業の家が比較的リーズナブルな値段で建てられます。
メリット②仕様は他の商品ラインナップと同様
外壁以外の水回りやBF構法など、標準仕様は他の商品ラインナップと同じ仕様を選ぶことができます。
キッチンはLIXILのリシェルSIが良いな!
キーを取り出さずに簡単に施解錠できる電池錠も標準仕様です。
デメリット
デメリットは少し語弊があるかもしれませんが、セレクトスタイルの規格型住宅故の制限があります。
- 外枠が変えられない
- 外壁はサイディングのみ
- プラン確定までの設計打ち合わせは2回まで
それぞれ見ていきます。
制限① 外枠が変えられない
フォレストセレクションBFはビッグフレーム(BF)構法で建築されるため、BF構法の住宅用に改良した可変性に優れた間仕切壁のSI間仕切壁で、子どもの誕生、成長、独立などお客様のライフスタイルの変化に対応します。
当然当初から間取りの自由は効くのですが、その際に外枠は変えられません。
平屋の方は関係ありませんが、階段の位置も変えられません。
制限② 外壁はサイディングのみ
住友林業の外壁と言えば、シーサンドコート、SODO、タイル等がありますが、フォレストセレクションではサイディングのみしか選ぶことができません。
※もちろんサイディングでも30年間メンテナンス不要の高い耐久性を持つオリジナル耐候性仕様「LS30」仕様です。
制限③ プラン確定までの設計打ち合わせは2回まで
プラン確定までの設計打ち合わせとは言われましたが、恐らく基本プランまでと思われます。
フォレストセレクションではコスト削減のため、設計士の人件費を削っています。
その他の商品では打ち合わせ回数に制限はありませんが、フォレストセレクションでは打ち合わせ回数に制限があるとのことでした。
安い理由はあるから納得
私達がフォレストを見送った理由
見送った理由は、端的に言うと私達が希望しているのが平屋だったためです。
フォレストセレクションは1,160のプラン数がありますが、そのうち平屋は150件です。
外枠は変えられないので、広さ別にプラン数を示します。
延べ床面積 | プラン数 |
~100m2 | 98 |
100~110m2 | 36 |
110~120m2 | 16 |
最も小さいプランで51.53m2(15.53坪)、最も大きいプランで118 m2(35.69坪)となっており、幅広い世帯に対応しているが故に、実質の選択肢はかなり狭まってきます。
また打ち合わせ回数に制限があるため、BF構法を利用しているとはいえ元の間取りをベースにそれを変えていく形になると思います。
つまり、ベースとなるプランが重要です。
ベースとなるプランは住友林業が厳選しているだけあり、どれも住みやすそうですが、選択肢の数を見てみます。
平屋の場合の間取りの数は以下のとおりです。
平屋間取り | プラン数 |
2LDK | 44 |
3LDK | 54 |
4LDK | 52 |
そこから更に、「こだわり条件」が選べます。
選べる「こだわり条件」は以下の通りです。
- 広々リビング(LDK20帖以上)
- 和室
- ワークスペース
- エントランスクローク
- パントリー
- ウォークインクローゼット
- 納戸
これらのこだわり条件のうち、広々リビング(LDK20帖以上)の場合の間取り別プラン数です。
広々リビング (LDK20帖以上) | プラン数 |
2LDK | 18 |
3LDK | 36 |
4LDK | 48 |
これらの中から土地の条件に合わせて北玄関、東玄関、南玄関、西玄関を選びます。
ただプランを見ているとわかるのですが、左右を反転させただけのプランや、90度回転させただけのプランも多いです。
実質の選択肢は半分以下…
納得できるプランになるか不安…
その他にも住友林業のシーサンドコードに魅力を感じていたので、サイディングしか選べないフォレストセレクションには後ろ向きになってきました。
差額は?
営業さんに実際に気になるところをストレートに聞いてみました。
実際同じ間取りをフォレストセレクションとグランドライフで作るとしたら、差額はいくらくらいですか?
プラン次第なので何とも言えないですが…感覚的には坪単価で10万円程フォレストセレクションが安くなると思います。
つまり35坪の家を建てるとすると、約350万円フォレストセレクションが安くなります。
ただ、住友林業の標準仕様は吹き付け塗装であるシーサンドコート、SODOであり、タイルを選べば増額、逆にサイディングを選べば減額になります。
もし住友林業で建てるとしても、納得いくプランになるまで打ち合わせをして、予算的に厳しければサイディングにして減額すれば良いのでは…?
以上の理由から私達はフォレストセレクションを見送ることにしました。
まとめ
キッチン等の仕様はそのままで、住友林業の家をお得に建てられるフォレストセレクション。
制限としては以下の3つです。
- 外枠が変えられない
- 外壁はサイディングのみ
- プラン確定までの設計打ち合わせは2回まで
私たちは平屋であるということと上記の制限が厳しく、フォレストセレクションを見送ることにしました。
間取りについては当初の希望から諦めた点も多いので、後になって思うとフォレストセレクションでも良かったのではないかと思っています。
もし選べるプランの中にドンピシャの間取りがあり、外壁はサイディングでよければかなりお得になるので、是非検討していただきたいと思います。
今回はここまでとさせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
さすが住友林業…お高いですね…