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このブログは住友林業で平屋を建てることとしたせんろく夫妻が、契約前・契約後に知りたかったことを、これから家を建てる皆様に知っていただきたいという思いから始めたブログです。
今回の記事は、住友林業の坪単価に含まれないその他の工事の費用について紹介です。
目次
坪単価以外に含まれる費用
坪単価とは一坪(約3.3m2)あたりの建築費のことを指します。
住友林業と契約に至るまでの坪単価の推移は下記の記事にまとめました。
坪単価で建物本体工事の費用はわかりますが、それだけでは家を建てることができません。
住友林業の場合は下記内容が別途計上されます。
建物本体工事以外の費用
・設計料、諸手続費用
(設計料、建物評価申請費用、長期優良住宅認定申請料、JTI適合住宅申請料)
・付帯工事一式
(屋外給排水工事、冷暖房工事、仮設工事、屋外ガス工事、地盤改良工事等)
・環境設備機器工事
(太陽光発電、エネファーム等)
・その他工事
(インテリア工事、外構工事、テレビアンテナ工事等)
・諸費用
(建物登記費用、ローン諸費用、保険料等)
今回は上記の建物本体工事以外の工事についてまとめました。
設計料・諸手続料
設計料・諸手続料に含まれる内容は以下の内容です。
・設計料
・工事管理費
・確認申請料
・設計性能評価申請料
・建築性能評価申請料
・長期優良・技術的審査実施
・JTI適合証明書申請料
これらの項目は、合計で100万円弱でした。
確認申請料や工事管理費等必ず必要と思われる以外の費用で、JTI適合証明書申請料が計上されました。
JTIとはマイホーム借上げ制度のことで、マイホームを貸す際に万が一空き家になっても国が支えて、安定的な賃貸収入が見込める制度です。
これらは希望の有無に関わらず発生する支払いです。
付帯工事(屋外給排水工事)
屋外給排水工事は新築の家へ上水の引込や下水への接続の工事です。
この工事は構造と材質について法に基づいた基準に適合する必要があるため、自治体(水道局)が指定した業者が施工しなければなりません。
指定した業者の施工、若しくは基準への適合が確認されない限り、自治体(水道局)は給水を拒むことが出来ます。
施工不良により近隣の家に影響が出ないようにする目的と、メーターを介さずに上水を引き込む不正を防ぐためだそうです。
なので、屋外給排水工事の金額は自治体によって異なります。
住友林業の場合でも明確な積算基準等があるわけではなく、地元の提携業者からの見積額を計上しているそうです。
そのため屋外給排水工事は支店よりも建てる地域によって異なってきます。
人件費の地域差は下記の記事で考察しています。
付帯工事(冷暖房工事)
住友林業ではZEHの認定にあたり、住友林業から一台はエアコンを購入する必要があります。
その他にも露出配管ではなく、隠蔽配管のエアコンを導入する場合も住友林業からエアコンを購入しなければなりません。
特に平屋の場合は、室外機を北側に隠すため等で隠蔽配管のエアコンを導入する機会が増えると思います。
私達も南側に室外機を設置しないようにしたので、一台は隠蔽配管にせざるを得ませんでした。
住友林業から一台は導入しなければならなかったので、それならいっそのことと隠蔽配管のエアコンを一台導入しました。
隠蔽配管にしてしまうと買い替えの時にもエアコンの機種が限定されるのは残念ですが…
支店によってはメーカーに制限(ダイキンのみ等)がある場合があるそうです。
付帯工事(仮設工事)
付帯工事は土地の条件等で大きく異なってきますが、住友林業独特の名目で仮設工事というものがあります。
仮設工事だけで100万円は超えるのでご注意下さい。
(※この仮設工事も坪単価には含まれていません!)
仮設工事の内容は以下のとおりです。
仮設工事に含まれる物
・道路側ガードフェンス、資材ラック、各種養生
・仮設トイレ
・仮設水道
・仮設電気
・敷地外駐車場費用
・残土処理費用
・ガードマン費用
安全対策に費用が多いから、一般的には諸経費に含まれそうな内容が多いけど…
また、住友林業では施工中の現場に防犯カメラを設置するので、その費用もここに含まれます。
環境設備機器工事
太陽光発電やエネファーム等です。
太陽光発電はパナソニックホームズでは本体工事に含まれていましたが、住友林業では別工事です。
私は当初はどちらも導入する気はなかったのですが、この2つを導入することで値引が増えたので結果的に導入しました。
外構工事
外構工事もどこまでやるか人それぞれですが、以下の内容が考えられます。
・駐車場工事(カーポート、土間コン、駐輪場等)
・アプローチ(タイル、インターロッキング、土間コン等)
・アプローチ周り(門柱、門扉、階段、手摺、宅配ボックス等)
・土留工事(天然芝、ブロック積み)
・フェンス工事(アルミ、樹脂、天然木等)
・庭工事(天然芝、人工芝、山砂整地等)
・植栽(シンボルツリー、下草等)
どこまでやるかは本当に人それぞれ、土地の条件次第であると言えます。
申込金5万円を払った見積段階ですと、ある程度の数量と内容は積算されていました。
明確な要望がある場合は見積段階で伝えた方が良いです。
私達は間取りの打ち合わせだけでいっぱいいっぱいで、外構まで気が回りませんでした。
住友林業緑化に頼まないという選択もできます。
私はCAINZ(カインズ)リフォームでカーポートの値段等を調べました。
インテリア工事
インテリア工事の内容としてはインターホン工事、照明工事、カーテン、カーテンレール、ホームセキュリティ等です。
インテリア(家具)も入る場合があります。
この部分は契約後に設計さんとは別にインテリアコーディネーターさんとの打ち合わせで内容を決めていきます。
最低限どこまで含めるかですが、ペンダントライトをどれだけ導入するか、施主支給を行う場合でも費用としては80万円程度は見ておきましょう。
まとめ
今回は住友林業で家を建てる場合、坪単価が関わる本体工事以外でどういう費用が発生するかについてまとめました。
地盤改良工事が必要な場合等も想定され、本当に人それぞれの金額がかかると思われます。
ただ設計料・諸手続き料・外構工事・インテリア工事・仮設工事を含めた付帯工事で、どなたでも最低数百万、場合によっては1000万以上はかかると思われます。
最低限かかる費用は以下の内容です。
設計料・諸手続き料→100万弱
外構工事→人によって異なります。内容次第で数百万
インテリア工事→100万弱
付帯工事→仮設工事のみで100万程
ハウスメーカー選びの際は坪単価に注目しがちですが、その他の費用にもかなりの金額がかかることにご留意下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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